10月に公開されたPHP2Shellの緊急修正とGMOインターネットの不正アクセスをきっかけに、黒字・増収が見込まれるセキュリティ関連の上場20銘柄を厳選していると報じられた。第1幕の買われ過ぎを受け、業績で選別する第2幕へ移行するとの見方が示されている。
10月21日深夜にPHPの脆弱性を狙う「PHP2Shell」2件の緊急修正版が公開され、CVE-2026-109618と109619が深刻度9.2として警戒を高めた。Webサイトの言語が分かっているサイトの約7割でPHPが使用されており、国内のレンタルサーバーやオンラインゲームで緊急メンテが発生した。併せて、同週にはGMOインターネットのFX自動売買向けサーバー「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスが判明し、約2万6,739件のサーバーに影響があることが公表された。
「不正アクセス発覚後の対応」と政府対応も併記され、金融庁がFX各社への不審な取引の監視強化を要請したとされる一方、22日にはセキュリティ株がストップ高の動きを見せたが、翌23日には多くが反落。市場の波乱の中で、記事は「第1幕」ですべてが買われた状況は終わり、業績で選別される「第2幕」に移行するとの見解を伝える。この記事は、修正が間に合わない期間の防御・認証・監視といった領域に事業を持ち、今期黒字かつ増収を見込む企業を20社厳選していると説明する。
厳選銘柄のうち前半はPHP2Shell、後半はGMO事件の切り口で並べられており、修正版の適用以前から防御ルールを適用するなど実績を訴求している公司が含まれている。特に、サイバーセキュリティクラウドはクラウド型WAFを提供し、PHP2Shell対応の緊急パッチ適用やARR成長の見込みを紹介。サイバートラストは古いPHPの延長サポートを活用した緊急対策パックを発売した点を挙げ、セキュリティ関連のサービスでの黒字化・増収の可能性を示唆している。