シーイーシーは2027年1月期第2四半期決算で売上高・営業利益・中間純利益の全てが二桁増となり過去最高を更新。観光庁案件除く受注は前年を下回ったものの既存ベースで20.5%伸長し、通期予想を上方修正した。
株式会社シーイーシー(9692.T)は2027年1月期第2四半期決算説明会で、売上高350億8,000万円、営業利益41億6,000万円、中間純利益28億8,300万円となり、前年同期比でそれぞれ13.7%、20.5%、20.9%の増益増収を達成して過去最高を更新した。成長投資を含む販管費が前年より5億2,100万円増えたが、売上の増加によって営業利益は車判前年差7,800万円の増益となった。
受注高は389億8,900万円で前年同期比-9.0%と減少した。一方、観光庁向け大型案件の反動減を除けば既存ベースでの成長は20.5%と強調され、姫野代表は堅調な既存事業の推移を強調した。セグメント別ではインテグレーションが売上高237億4,600万円、利益49億7,600万円、コネクティッドが売上高59億4,600万円、利益12億2,800万円、ソリューションが売上高53億8,600万円、利益13億2,100万円と全セグメントで増益を確保した。ソリューションの利益率改善には自社製品「スマートセサミ」の大型商談が寄与したと説明された。
通期予想は上方修正済みで、売上高705億円、営業利益83億2,000万円、当期純利益59億円となり、いずれも期初予想比で上方修正されている。インテグレーション・コネクティッド・ソリューションの上期進捗率は概ね50%前後で、通期予想に対して順調なペースとされた。AI戦略では全レイヤーをカバーする垂直型SIerとしての優位性を強調し、現場の運用知見とドメイン理解を活かした価値創出を目指す方針が示された。
成長投資は通期60億円を計画し、上期では25億円を執行。人材投資・研究開発・設備投資を含むが、データセンター再編は資材不足や納期遅延の影響で下期に遅れ気味との認識を示した。株主還元として中間配当の増配と自己株式取得を実施する方針が示され、財務健全性を維持しつつ還元を強化する構えを示した。