EVシフトが加速する中、世界各地で日本車の市場シェアが急減。中国BYDの躍進に対し、トヨタは合弁統合で体制を縮小する一方、ASEANや欧州での影響が顕在化している。
世界の自動車市場で純ガソリン車の比率が初めて50%を下回り、EV比率は17%へと拡大した。日本国内のEV比率は約3%と遅れており、日本メーカーはこの波に遅れをとっている。
中国市場では日本勢のシェアが失速。9月の新車構成比率はNEVが中心となり、BYDが主導している。トヨタは8月時点で前年同月比22.8%減となり、BYDの約1/4以下の規模に落ち込んだ。
ASEAN市場では日本車のシェアが低下。特にタイでは2025年に69.3%と7割を割り込み、トヨタ単体のシェアは37.0%にとどまる。インドネシアやベトナムでも中国EVの勢いが日本車のシェアを奪っている。
欧州市場では中国勢が日本勢を初めて上回り、EV普及が進行。2026年8月の動向では日本勢の一部がシェア低下、英国サンダーランド工場の生産能力を現地メーカーへ譲る動きも見られる。
米国では日本勢の新車販売が全体の約40%を占めるが、ガソリン車の比率が減少。日米の制度・貿易環境の変化が、次世代の部材供給やSDV化の進展を左右する重要ポイントとして注目される。