中国の自動車市場でNEVが大幅に伸びる一方、低価格帯の需要が縮小し、高価格帯のシフトが進んでいる。日系企業の不振と新興勢力の動向が市場の勢力図を変えつつある。
中国市場では2026年8月の国内新車販売が前年同月比24%減の170万1000台となり、10か月連続で前年実績を下回った。ガソリン車の購買抑制が進む一方、NEVの販売は18%増の164万3000台となり、全新車に占めるNEV比率は60%を超えた。EVは28%増の116万1000台、PHVは1%減の48万2000台。
価格帯別では5万元以下の低価格モデルが大きく落ち込む一方、40万元を超える高級車は46%増と伸びている。中国自主ブランドの市場シェアは59%に達し、日米欧の高級車ブランドを押しのける形となった。政府の取得税の免税は延長されたが技術基準が厳格化され、低価格帯の需要が縮小した。高価格帯の拡大と低価格帯の縮小が同時に進んでいる。