環境省が2026年度の公募結果を公表し、バイオエタノール由来原料と電材の水平リサイクルを実証する2件を採択した。公募は4月17日から5月29日まで実施され、評価審査を経て決定した。
環境省は令和8年度の脱炭素型循環経済システム構築促進事業において、プラスチック資源循環システム構築実証事業の採択先を公表した。対象はバイオプラスチック等への転換とリサイクルプロセス構築の2テーマで、計2件を採択した。
採択された事業の1件は、iPEACE223株式会社の「バイオエタノール由来高収率モノマー製造によるプラスチック原料の脱炭素化技術実証」で、バイオエタノールを原料とする独自プロセスの実証を通じてプラスチック原料の脱炭素化を目指し、現行の石油系設備との親和性が高い二段法プロセスの社会実装を進め、将来的には一段法プロセスの実用化を目指すとしている。CO2排出量を65%以上削減する可能性があるとされる。
採択された2件目は、株式会社GSIクレオスの「再生プラスチックを用いた電気設備資材(電材)の実装を実現するための材料開発」で、使用済み電材を回収後、カーボンナノチューブを添加して樹脂の長期暴露による劣化を回復させ、同じ電材製品へ水平リサイクルする技術の社会実装を目指す。資源循環の促進とCO2排出量削減を狙う。