東京市場ではドル円が午前中に158.51円まで上昇したが、日米当局の警戒感や実需の動きに押され午後は158円台後半での推移が続いた。
前日の海外市場でドル売りの反動が出た流れを受け、東京時間のドル円は午前中に158.51円まで上伸した。仲値公示にかけて実需のドル買い・円売りが相場を下支えしたが、円安けん制への警戒感は根強く、158円台後半ではドル買いに慎重な姿勢が広がった。午後には158.11円まで売られる場面もあったが、下値を大きく崩す動きには至らなかった。
ユーロ/ドルは前日のドル売り優勢の流れが継続し、昼過ぎには1.1211ドルまで上値を伸ばした。ポンド/ドルも堅調地合いを維持し、朝の1.3250ドルから1.3275ドルまで買われている。
クロス円は午前のドル円上昇に連れて上値を試したものの、ドル円の失速を受けて軟化した。ユーロ円は朝方の177.30円近辺から177.59円まで買われた後、午後には177.20円台へ反落した。ポンド円は朝方に210.22円を付けた後、209.90円前後へ押し戻されるなど、上値の重い展開となった。
本日発表を控える経済指標や要人発言の前後で市場の動きは限られ、ドルの総合的な動きは朝の高値圏を維持する一方で、安値圏での押し目買いが入る展開にとどまった。ユーロや豪ドルなど他通貨の動きがドル安を抑える要因となり、全体の相場は大きな方向性を示すには至らなかった。