来週発表の米国CPI・PPI・小売売上高に加え、FRB高官の発言からインフレリスクの見通しが市場の焦点となる重要局面だ。
来週は米国の消費者物価指数(CPI)・生産者物価指数(PPI)・小売売上高が相次いで公表される。これらの指標は米国経済の動向を測る上で重要であり、テック株の動向にも影響を与える可能性がある。国内総生産の構成要素として個人消費の比重が大きい点が改めて意識される。
FRB高官の発言として、インフレリスクが雇用リスクを上回るとの見方や、インフレが定着することが最大のリスクになるとの声が挙がっている。しかしCPIの前年比は2%台中盤で推移する見通しとされ、急激な加速は想定されていない。
市場では追加利上げが来年のうちに1回程度は必要との見方が広い。9月会合以降の発言を受け、利上げの時期には柔軟性が残るとの見方が示されており、情報収集とデータ次第での判断が重視されている。
エネルギー価格上昇を招く中東情勢とAI関連投資による部材需給の逼迫といった要因が、インフレの推移に影響を与える懸念材料として挙げられている。これらの要因は金融政策の判断材料として今後も注目されるとみられる。