富士フイルムホールディングスがインドのグジャラート州で半導体材料工場を新設すると発表し、約130億円を投資して高純度ケミカルや現像液の現地生産を開始する。将来的にはフォトレジストの現地生産も検討され、原料の現地調達とエコシステム構築を進める。
富士フイルムホールディングスはインド・グジャラート州ドレラ特別投資地域に半導体材料工場を建設すると発表した。現地化を進めるため、約130億円を投じて高純度ケミカルや現像液の現地生産を開始する予定である。
現地パートナーとしてタタ・エレクトロニクスと提携を強化する基本合意書(MOU)を結んでおり、フォトレジストの現地生産は合弁や技術ライセンスを通じて進める計画。原料もインド国内で調達する方針で、現地の半導体材料サプライチェーンの構築を目指す。
新工場の目的はインド半導体市場の成長に対応する材料供給体制の強化で、将来的にはCMPスラリーやポストCMPクリーナーの現地生産も視野に入れる。富士フイルムは既に米国の買収事業を拡大し、グローバル体制を一層強化しており、今回の動きはインド市場での中心的役割を狙うタタ・エレクトロニクスとの協力を通じたエコシステム構築を目指す。