中国旭陽集団が2026年上半期の業績予想を上方修正。精密化学品の利幅拡大と子会社の統合完了を背景に、上半期の純利益が前年同期比で335%超の大幅増が見込まれる。併せて濱海能源の業績改善と、内モンゴルで進むグリーン電力プロジェクトの動きも伝えられている。
中国旭陽集団は2026年上半期の純利益が前年同期比で335%以上急増する見通しを発表した。主因として精密化学品の販売価格上昇による利幅の拡大と、子会社の濱海能源買収完了による影響が挙げられている。
カプロラクタムを例とした平均販売価格は2026年上半期に13.3%上昇し、1トンあたりの価格は約9,701.3人民元となった。一方、主要原料の純ベンゼンの購買価格は高止まりせず、カプロラクタムの利幅拡大に寄与した。これに加え、コークス炉ガス由来のメタノールなど他の精密化学品の利幅も高水準を維持した。
同社が買収を完了した濱海能源の当期売上高は約4.19億人民元で、前年同期比78.5%の大幅増となった。IFRS上、同一支配下の企業結合として扱われ、前年同期の未監査連結管理勘定の修正が純利益の比較基準に影響を及ぼした。
濱海能源は内モンゴル自治区で「源網荷儲」グリーン電力第1期150MW風力発電プロジェクトを推進中で、2026年8月1日に全線送電を開始。これによりリチウムイオン電池負極材の供給能力を強化し、製品の環境付加価値向上を目指す。
濱海能源のデータとして、2026年上半期の単独業績は純損失が2,824.7万人民元と、前年同期の3,913万人民元から縮小し、1株当たり損失は0.1272人民元となった。