米利下げ転換はまだ先行きが不透明な状況で、日銀が複数回利上げしても FRBの利上げ再開観測が円安修正の難しさを示唆している。ドル円は156円台を回復する場面があり、金利差の影響が引き続き円相場を押し戻す可能性が議論されている。
本稿では金利差の影響を背景に、2026年は日銀にあと1回、2027年はあと2回の利上げを市場が織り込んでいるとの見方が示されている。これが市場の想定する金利パスとドットチャートの乖離を生み、今後のFRBの追加利上げ観測が円相場の方向性に影響を与える可能性があるとされる。
会合後、ドル/円は再び156円台を回復しており、8月の貿易統計で赤字が拡大したことなど需給面の円売り圧力が強まっている。一方、日銀が複数回の利上げを織り込んでも、FRBと同じペースでの利上げが想定される現在、円高転換を安易に期待できないとの見解が示されている。
現状の金利先物市場では日銀に関して「2026年にあと2回、2027年にあと1回利上げ」が織り込まれており、今後1年間の時間軸ではFRBと同等ペースの利上げが想定されている。これにより、円安修正の観測にも慎重な見方が広がっている。