日銀が9月の会合で0.25ポイントの利上げを行う可能性があり、円安が進む場面では10月と12月にも連続利上げの可能性が野村証券の見解として示された。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは、9月の金融政策決定会合で政策金利を0.25ポイント引き上げることは妥当と指摘した。円安の勢いが再び160円に向かう場合には、10月と12月に連続して利上げする可能性があるとも述べた。
現在の円相場は対ドルで156円前後で推移し、円安修正を見込む動きが強まっている。GPIFの資産配分変更の思惑なども円を押し上げる要因として挙げられる。
米財務当局の圧力が日銀の判断に影響を及ぼす可能性が指摘され、オーバーナイト・インデックス・スワップ市場では9月の利上げを織り込み、1月までに追加1回の利上げを見込む声もある。
日銀の植田和男総裁は会見で利上げについて今月を含めた毎会合で議論すると示し、9月の利上げ観測を打ち消そうとしなかった。高派の高田創審議委員も大幅な利上げや連続利上げの可能性を排除していない。