2022年以降の生成AI普及で企業の活用は進む中、日本企業の“効果が期待を大きく上回った”と答えた割合は9%にとどまり、米国等と比べ低水準だった。PwCジャパングループの調査結果と専門家の解説を踏まえ、現在地を整理する。
生成AIの普及が進む中、日本企業の効果評価は他国と比べて低い状況が続いている。PwCジャパングループが対象企業約3000人に行った調査によると、日本の回答者の87%が生成AIの活用・推進を行っている一方、“期待を大きく上回った”と答えた割合は日本が9%にとどまった。米国は38%、英国は32%、中国・ドイツ・韓国は10%台で、日本が最も低い結果となった。
三善心平PwCコンサルティングパートナーは、日本の企業は近年“効果があった”との声は増えているが、“期待を大きく上回った”割合は依然として低く、全体としてAI活用が足踏み状態にあると指摘する。加えて、日本企業のAI活用効果を従業員待遇改善や顧客サービスの財務的還元へ結びつける割合は米英中国などと比べて低く、日本は40%と他国より低い水準に留まる。