来週の日経平均株価の想定レンジは6万7000円〜7万円。AI・半導体関連株の物色が継続する見込みだが、過熱感への警戒も高まっている。
今週は日経平均が上昇し、9月28日に6万8309.46円で終えた。米長期金利の上昇や原油高、原油や中東情勢の不透明感が重荷となり、9月末には一時6万5000円を割り込む場面もあった。9月30日にはAIエージェント「dots」などを発表したオープンAIの動きが手掛かりとなり、ソフトバンクグループの動意を牽引して日経を押し上げた。さらに米マイクロン・テクノロジーの好決算を受け、AI・半導体関連株へ資金が集まり、10月1日にはキオクシアホールディングスやアドバンテストなどの銘柄が大きく上昇した。週末の2日には急伸に対する利益確定の売りが出たものの、押し目買いの動きは強さを保った。
来週の展望として、日経平均は過熱感が警戒される一方で押し目買いのスタンスが有効と見込まれる。マイクロンの決算評価の流れを受け、AI・半導体関連株の物色が再燃する可能性があり、指数に影響力の大きい銘柄群へ資金が集まりやすい局面が想定される。一方で日経平均は短期的にボリンジャーバンドの+3σ近くまで上昇しており、調整局面での下落リスクにも留意が必要だ。景気敏感株や消費関連株への短期的な資金シフトも想定され、来週は注目銘柄の動向と決算発表が市場の焦点となる見通し。
今週の注目イベントとして、米国ISM非製造業指数やFOMC議事要旨、ミシガン大消費者態度などの指標発表が挙げられる。来週の注目銘柄として MonotaRO、SWCC、商船三井が取り上げられ、個別株の動向が相場の方向性を左右しやすい局面が想定される。今週の値上がり率トップ銘柄や値下がり率ワースト銘柄の動向も、来週の相場材料として留意される。