第四北越フィナンシャルグループは2026年3月期の連結純利益が421億円に達し、中期経営計画の最終年度目標400億円を1年前倒しで達成した。銀行単体の利益も最高益を更新し、第1四半期は38%超の増益となった。
第四北越FGは2026年3月期の連結当期純利益を421億円と公表し、中計の最終年度目標400億円を達成した。前年同期比では127億円の増益、43.4%の伸びとなり、銀行単体の純利益は385億円で同社設立以来の最高益を更新した。貸出残高は5兆9千億円、預金残高は8兆7千億円で、新潟県内で約50%の市場シェアを背景に安定的な収益基盤を示した。
第1四半期(2026年4-6月)も前年同期比38.3%増の176億円の連結純利益となり、通期予想530億円に対する進捗は順調として上方修正の要因の一つとなった。日銀の政策金利引き上げが影響要因とされ、今後の金利動向次第で業績予想を見直す可能性があると説明された。
株主還元を強化する方針を示し、年間配当は80円を見込む。配当性向は約40%を想定し、原則累進的な方針を採用する。群馬銀行との経営統合は2027年4月を予定し、新グループは「2つの翼で地域の未来をつくる」をミッションに掲げる。
統合後の業績目標として2030年3月期に純利益1400億円程度を想定していたが、昨年度の合算実績は約1000億円と予想を上回っており、上振れ余地があるとの認識を示した。新グループは地域の非金融事業、AI活用、地域創生ファンド設立などを推進し、地域経済圏の総合プロデューサーを目指す。