日経半導体株指数の構成30銘柄を点検し、年初来の騰落率や予想EPSの変化、予想PERとRSIを比較した結果を整理します。主要銘柄のEPS成長と株価の勢いの乖離を評価しています。
日経半導体株指数の構成30銘柄を対象に、年初来騰落率、予想PER、予想EPSとその3ヶ月変化率、14日RSI、52週高値乖離率を比較した。全体として、予想EPSは多くの銘柄で前期比改善がみられ、年初来の株価上昇も進んでいる一方、直近のRSIは50を下回る銘柄が多く、短期的な勢いは弱含みとなっている。
特にEPSの伸びが目立つ例としてフェローテック(6890)は3ヶ月前比で52.9%の増加が見込まれ、予想PERは10.9倍と中央値を下回る。14日RSIは35.3で、利益見通しの切り上がりと株価勢いの弱さが併存する。ローツェ(6323)はEPSの3ヶ月変化率が33.3%、予想PERが13.9倍、14日RSIは42.3となっており、同様の傾向が確認できる。
全銘柄ベースでは年初来で25銘柄が上昇、中央値は+34.8%となった一方、RSIが50を下回る銘柄が27銘柄にのぼり、値動きの強さは銘柄間で差が出ている。決算や見通し次第で利益の裏付けが取れる銘柄には、今後の動向次第で買い場の可能性もあるとの見方が示された。