第2四半期決算で通期営業利益計画を上方修正した銘柄を狙う投資戦略を検証。第1四半期据え置き銘柄の中から該当銘柄を抽出し、決算発表後の株価超過リターンや本決算の着地割合を過去データで分析する。
10月に入り、3月期決算企業の第2四半期決算発表が本格化している。注目点は、会社が通期営業利益計画を修正するかどうかであり、第2四半期決算発表時の修正が今後の業績や株価に影響を与える可能性がある。
本連載では、第2四半期決算発表時の通期営業利益計画の修正に焦点を当て、過去のデータを用いて決算発表後の株価パフォーマンスを検証するとともに、投資戦略を紹介している。第1四半期決算で据え置いた銘柄のうち、第2四半期に上方修正した銘柄を投資対象として絞り込む方法を説明している。
上方修正後の株価は短期でも上昇が見られ、2週間後の超過リターンは全年度でプラス。3か月後までの超過リターンも全年度でプラスとなり、特に2026年3月期は4.9%と高い。翌年3月末まで保有した場合も、6年間のうち5年間でプラスとなっている。
本決算でも高い割合で上方着地しており、上方修正がその後の業績改善につながるケースが多い。したがって、第1四半期据え置き・第2四半期上方修正という組み合わせを重視する戦略は、一定の有効性が期待できる。
実践編として、該当銘柄の業績予想修正を確認する方法についても触れており、11月中旬以降の決算発表を見据えた実用的な運用が提案されている。