前場でカプコンは上期益が607億円台で前年同期比大幅増、マクアケは今期益のレンジを8-10億円に、富士フイルムHDは磁気テープ増産を最大5倍へ拡大、神東塗料は通期予想を上方修正。FRONTEOは大塚製薬と創薬標的探索の共創を開始、横河ブリッジHDは上期益40億円、通期予想を据え置きつつ中期計画の最終年度目標を引き下げ。
カプコンは27日発表した27.3期上期の連結営業利益が608億円(前年同期比54.5%増)となり市場コンセンサスを上回った。デジタルコンテンツの新作「プラグマタ」「鬼武者 Way of the Sword」がヒットしたほか、リピートタイトルの好調とアミューズメント施設事業の堅調が寄与した。通期の営業利益予想は830億円(前期比10.2%増)を据え置いた。株価は材料出尽くし感が広がっている。
マクアケは今期の連結営業利益を8.0億円~10.0億円(前期比9.3%減~13.4%増)とし、年間配当を14円とする方針を公表した。26.9期の通期利益は8.8億円で前期比97.2%増、取扱高は229.8億円と前期比30.2%増。家電やガジェットの高単価案件が伸び、広告配信代行も拡大した。併せて期末配当を14円にすることを明らかにした。
同社は51万0739株・6億円を上限とする自己株式取得枠を設定すると発表。取得期間は2026年11月9日~2027年3月31日で、保有株式の割合は4.0%となる。
富士フイルムホールディングスは磁気テープの供給能力を5倍に高め、データ保存用途の大規模増産を進めると日経が報じた。神奈川県・小田原市の工場へ2028年度までに計100億円を投じ、最大100テラバイト級の先端品を中心に容量ベースの出荷量を25年度比で5倍にする計画という。
神东塗料は27日、27.3期通期の連結営業利益予想を従来の2.0億円から4.0億円へ上方修正。販売数量の増加、原材料価格上昇に対応した価格改定、関係会社の業績改善、固定費抑制が寄与した。
FRONTEOは大塚ホールディングス系の大塚製薬とAI創薬支援サービス「DDAIF」を活用した腎領域の標的分子探索に関する共創プロジェクトを開始したと発表した。方程式駆動型AI「KIBIT」と自社解析手法を用い、新規性の高い標的分子候補の抽出とエビデンス検証を行う。
横河ブリッジホールディングスは27日、27.3期上期の連結営業利益が40.0億円(前年同期比10.8%減)で、通期予想は120.0億円(前期比11.1%減)を据え置いた。第7次中期経営計画の最終年度となる27年度の営業利益目標を185億円から160億円へ引き下げた。