ETSグループが2026年9月期第3四半期決算で大幅な増収増益を達成し、通期の連結予想を上方修正した。電力工事の採算改善と大型案件の着実な進捗により、ストック型事業の比重を高めた事業ポートフォリオの強化が企業価値の向上を加速すると見込まれる。
ETSグループは2026年9月期第3四半期決算で、売上高87億38百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益9億49百万円(同71.0%増)、経常利益8億76百万円(同61.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億19百万円(同57.9%増)と大幅な増収増益を達成した。これを受け、通期の連結業績予想を上方修正している。
第3四半期累計では電力工事業が売上7,341百万円、同利益804百万円と顕著に伸び、追加工事の発生と厳格な原価・受注採算管理が寄与した。設備事業はデータセンター関連や再エネ発電所の特別高圧受変電設備工事が順調で、不動産関連事業はビル管理の推移と広島の不動産管理事業の新規参入により拡大した。受注高は3,012百万円減少も、繰越工事が多く受注残高は109億34百万円を確保している。
通期見通しでは売上高12,250百万円、営業利益1,078百万円、経常利益988百万円、当期純利益564百万円とし、3期中期計画の最終年度目標を大幅に超過する見込みとしている。データセンター・半導体工場の国内回帰や送電網投資の継続など、電力インフラ投資の追い風が強い環境が続く見通し。
株主還元方針として総還元性向30%以上を掲げ、年間配当23.0円(前期比6.0円増)を見込む。株主優待としてAmazonギフトカードも導入する予定で、ストック型ビジネスと高収益体制の両輪での成長を目指している。