大同特殊鋼の株価は9月中旬を境に上昇基調となり、9月17日に報じられた半導体向けニッケル基合金「DSA D22」開発が翌日以降の株価動向にも影響を及ぼした。決算は2027年3月期第1四半期で大幅な増収増益を達成したが、通期は増収ながら減益を見込む。
9月15日から9月24日までの期間、株価は2,331.5円から2,451.5円へ約5.1%上昇した。前日比の動きは9月16日に+3.58%を記録するなど、直近5営業日で上値を切り上げる展開となった。
半導体製造装置・部品向けニッケル基合金「DSA D22」の開発報道が9月17日に伝えられ、同日に株価は前日比+0.70%、翌日9月18日も上昇した。材料報道が数日にわたり株価推移に重なる流れが確認された。
大同特殊鋼の2027年3月期第1四半期は、売上高が前年同期比14.9%増の1,635億円、営業利益が51.4%増の131億円、親会社帰属の四半期利益が41.2%増の91億円を記録。通期は増収ながら減益予想で、年間配当は52円に増額予定。
今後の業績チェックポイントとして半導体関連の受注増加・重希土類フリー磁石の拡販・価格転嫁とコスト削減の継続・東北特殊鋼の連結子会社化が挙げられる。一方、自動車向け需要の伸び悩みや原燃料市況の影響などのリスクも指摘されている。