IMFの高官は、インフレが予想以上に進んだ場合、日本銀行が利上げペースを加速させる可能性があると指摘した。今月末の政策会合を前に、日銀の金融政策の方向性が市場の注目要因となっている。
IMFアジア太平洋局長のクリシュナ・スリニバサン氏は、日銀が政策金利を経済にとって中立的な水準へ引き下げようとしている取り組みを「現時点では正しい」と述べたうえで、インフレ率が予想以上に上昇すれば、インフレ期待の制御を優先するため、より迅速に政策を引き締めざるを得なくなる可能性があると付け加えた。これらの発言は日銀の重要な政策会合を控えた場で示された。
市場は日銀が年内に追加の利上げを行うとの見方を強めており、12月にかけての利上げを期待する声が高まっている。最近の円安と原材料コストの上昇がインフレ圧力の一因とされ、日銀は6月の利上げに続き9月には政策金利を1.25%へ引き上げたとの報道もある。