8日の東京市場で日経平均は前場終値で前日比662.31円安の69373.40円となり、心理的節目の70000円を割り込み前場を折り返した。寄り付きは69840.64円と始まり、売りが先行して下げ幅を拡大した。
8日の東京株式市場で日経平均は大幅安となり、前場の終値は前日比662.31円安の69373.40円だった。心理的節目の70000円を下回って前場を折り返し、寄り付きは69840.64円で取引を開始した。
米国市場のダウとナスダックの下落や原油高を背景としたインフレ懸念、長期金利の上昇を警戒した売りが広がり、日経平均は寄り付き後に下げ幅を拡大した。終盤にかけて原油先物の下落や長期金利の上昇が一服する場面もあったが、下落基調は継続した。
銘柄動向では、ソフトバンクグループが指数を約175円分押し下げるなど、コマツ、TDK、東京エレクトロン、ファーストリテイリングなども押し下げ寄与。上昇銘柄としてはアドバンテストが押し上げ寄与トップとなり、キオクシアホールディングスやリクルートホールディングスも堅調だった。
前場の値上がり銘柄はアドバンテストやキオクシアホールディングス、リクルートホールディングスなどが目立ち、値下がり銘柄はソフトバンクグループや小松製作所、TDKが上位。8月の国際収支速報では経常収支が黒字となり、対外証券の売買では海外投資家が買い越す結果となった。
市場では中東情勢の不透明感が残る一方、原油価格の動向や米長期金利の動向が引き続き焦点となる見通し。午後は安値圏でのもみ合いが想定され、好業績銘柄の物色が指数を支える要因になる可能性がある。