日銀の金融政策決定会合後、円は対ドルで買われ、157円台前半まで上昇した。展望リポートでは物価上振れリスクが大きいと指摘された。
日銀は金融政策決定会合で、基調的な物価上昇率について2013年の目標設定以来初めて2%程度に到達したと判断し、政策金利を1.25%程度に据え置くことを賛成多数で決めた。展望リポートでは物価は上振れリスクの方が大きいとの指摘があった。
円は対ドルで一時ニューヨーク終値比0.4%高の157円12銭まで上昇し、日銀の結果発表前は157円台半ばで推移していた。朝方から株安を背景に円が買われ、先週は対ドルで156円08銭を付ける場面もあった。
市場は会合結果を一旦消化し、植田和男総裁の記者会見(午後3時半予定)で今後の利上げ時期やペースの言及内容を見極めようとしている。市場関係者はAI関連のリスクや金利環境の変化が円の動きに影響すると見ている。