8日午前の東京市場で円は対ドルで上げ幅を拡大し157円台後半へ。日経の下落を背景にドルより安定を求める動きが強まり、中値決済を前に“ややドル余剰”との声が市場で浮かんだ。
8日午前、円は対ドルで上げ幅を拡大し、10時時点のレートは1ドル157円81銭〜82銭と前日比で円高・ドル安に推移した。ニューヨーク市場の終値と比べてもドル安水準が見られた。
円買いの背景には東京株式市場で日経平均株価が下落したことが影響し、安全資産とされる円へ資金が向かったとの見方が市場で共有された。9時過ぎには158円11銭まで上値を試す場面があったが、その後は売りが優勢となった。
前日の安値157円85銭、6日につけた157円77銭を下抜ける場面もあり、クロス円は軟調に推移。東京仲値決定を前に買い戻しが入り、売りの勢いは一時的に弱まった。
中値決済を巡って国内銀行の為替担当者から「ややドル余剰」との声が聞かれ、国内輸出企業による円買い・ドル売り観測が相場を支えたとの見方がある。