日銀金融政策決定会合の結果と植田総裁の会見が市場の焦点となる。前回の利上げ後の据え置き観測が強まる一方、展望レポートや今後の利上げ時期についての手掛かりにも注目が集まる。
29日発の欧米市場では米ドルが軟調となり、米ドル/円は一時的に高止まりする水準を付けつつ、長期金利の低下がドルの重荷となった。米GDPの速報値は市場予想を上回ったが、長期金利の動向が相場全体の焦点となった。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)のブレマン総裁は、追加利上げの可能性を全員が一致していると述べ、次回12月の政策会合での利上げ可能性を高く見込んだ。10月会合は2.75%で据え置き、4対3の僅差で決定。市場は12月の利上げ確率を高めに織り込んでいる。
欧州中央銀行(ECB)は理事会で政策金利を据え置く判断。日銀の展望レポートと植田総裁会見で次の利上げ時期の手掛かりが示されるかが注目され、日銀の会合結果次第で対円の動きが推移する見込み。
ユーロ圏の7-9月期GDP速報値の発表が控え、予想を下回る場合はユーロの下押し材料となる可能性がある。欧州のGDP動向はユーロ/ポンドなどの対円・対米の動向にも影響を及ぼす可能性がある。