島津製作所が2027年3月期第1四半期の連結決算を発表。売上高と営業利益がいずれも過去最高を更新し、通期予想を上方修正した。
島津製作所は2027年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を公表し、売上高が前年同期比10%増の1,305.96億円、営業利益が同17%増の142.64億円となり、経常利益は184.86億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は133.33億円と好調を示した。売上高は6期連続、営業利益は3期ぶりに第1四半期として過去最高を更新した。
セグメント別では、産業機器セグメントが業績をけん引。特に半導体製造装置向けの TMP(ターボ分子ポンプ)が日本・欧州・台湾・韓国で伸長し、売上高は207億円、のれん等償却前営業利益は38億円となった。医用機器セグメントはX線機の新製品効果で売上169億円、黒字化を達成。航空機器セグメントも増収増益を確保した。主力の計測機器セグメントは液体クロマトグラフや質量分析システムの伸長で売上高が803億円となり、過去最高を更新した。
通期業績予想は、売上高を前期比11%増の6,200億円、営業利益を同9%増の800億円、経常利益を同2%減の810億円、親会社株主に帰属する当期純利益を同2%減の590億円へ上方修正。TMP需要の上振れと中東情勢の影響緩和を要因とし、チェコの電子顕微鏡メーカー Tescan社の業績を第3四半期から連結することも含まれる。
株主還元は年間配当を前期比1円増の70円と見込み。新中期経営計画の初年度として、通期予想の達成に注力し、2年目以降の成長につなげる方針を示している。