9月18日のニューヨーク市場で円が急変動し、一時1ドルが156円台後半まで上昇。日銀の利上げ決定とレートチェックの報道を背景に、政府・日銀による介入警戒が市場関係者の注目点となっている。
9月18日のニューヨーク外国為替市場で円相場が急変動し、一時1ドル=156円台後半を記録しました。序盤はドル買い・円売りが先行した後、急速に円が買い戻され、短時間で円高方向へ動く場面が見られました。
日銀は18日未明にかけて開催した金融政策決定会合で、短期金利の誘導目標を約1.25%程度へ引き上げる決定をしました。これは約31年ぶりの高水準です。しかし9人の政策委員のうち浅田統一郎氏と佐藤綾野氏の2名が反対票を投じました。
こうした背景の中、政府関係者は18日深夜から19日未明にかけて日銀が民間銀行に対して為替取引の水準を照会する「レートチェック」を実施したと明らかにしました。これをきっかけに市場では実弾を伴う介入への警戒感が高まり、円の買い戻しが急速に進みました。
今回のレートチェックは正式な介入前の準備段階と位置づけられており、日銀から市場へ強いシグナルを送る効果があるとみられています。直近の7月下旬には円安が過度に進んだ際、6兆〜7兆円規模の介入が行われた経緯があり、今後も介入の可能性が注視されています。