大阪有機化学工業は第3四半期決算を発表し、累計営業利益は75.8億円で前年同期比63.6%増となった。これを受けて通期の期末予想を従来の75億円から93億円へ上方修正している。主力のArFレジスト向け半導体材料が好調で価格転嫁も進んでいるもようだ。
大阪有機化学工業は第3四半期の累計営業利益が75.8億円となり、前年同期比で大きく増加した。これを受けて、26年2月期の通期利益予想が従来の75億円から93億円へ引き上げられている。決算発表時点で、半導体材料の需要を支えるArFレジスト向け製品の売上が堅調に推移しており、価格転嫁も進んでいるとされる。
ArFレジスト向けを中心とする半導体材料の需要が堅調で、同社は価格転嫁の効果も取り込みつつ業績の上振れを見込んでいる。今回の修正は、累計の営業利益の伸びと、通期の利益計画の引き上げを同時に反映したものと受け止められる。
年間配当金は従来計画の86円から93円へ引き上げられており、資本配分方針の改善を示唆する内容となっている。株主還元の増加は企業の財務健全性や成長戦略との関係で注目されているが、実際の株価反応や今後の決算進展には今後の開示を待つ必要がある。