米国株は長期金利の上昇と景気への懸念で軟調となる一方、日本株はNYダウに比べて突出しているとの展望。9月末までの主要市場動向を事実ベースで整理した相場展望号。
今週の米国株市場は長期金利の上昇を背景に軟調な展開となり、NYダウは9月28日と9月30日にそれぞれ大きく下げた。原油価格の上昇とFRB関連の見通しが株式市場の重荷となり、雇用・消費関連の指標にも警戒感が広がった。9月末時点での主要指標にはJOLTSの求人件数が市場予想を下回り、消費者信頼感指数も低位に留まった。
中国市場は景気下振れ懸念と政策支援の両面が交錯する中、上海総合は9月末にかけて3日連続で安、しかし9月30日には小幅に反発している。内需拡大を目的とした金融政策の運用枠組み改革や財政出動の強化が伝えられ、景況感の改善も指標として示された。
日本株は日経平均がNYダウの動向に左右されつつも、9月28日から9月30日にかけて軟化と反発を繰り返し、最終的には大幅高で終えた。海外短期投機筋の先物取引が相場を動かす要因として強含み、銀行・保険株の買い戻しも観測された。日経平均の上昇は一部AI・半導体関連株が牽引したが、TOPIXや広範囲の銘柄の動きは依然として不透明感を残している。