米ドルは2週連続で上昇しましたが見通しは不透明です。FRBの利上げ期待と原油高が支えとなり、週末には円が急反発してドルが急落する局面もありました。
今週、米ドルは2週連続で上昇したものの先行きは不透明だと指摘されています。FRB当局者の発言を受けて利上げ継続への期待が広がり、10月の会合での利上げ実施確率は約66%と市場に織り込まれています。中東情勢の激化に伴い原油価格が再び上昇し、これが米国債利回りを押し上げ、ドルの上昇を後押ししました。
週後半には原油価格の急落と日本の円介入警戒の警告を受けて、ドルは急落。USD指数は週内の高値101.34から取引終了時には101.00に下落しましたが、週間ではおおむね上昇を維持しました。専門家はドルの力強さが広範な要因の組み合わせによるものだと分析しています。
一方、日本円は2週連続の下落となり、週末には1米ドル157.19円で終えるなど、介入リスクが高まっています。日銀が9月18日に発表した31年ぶりの高水準の利上げ後も、今後の金融引き締め姿勢には疑問が残るとされ、円安の勢いを支える材料とみなされていました。
財務省と日米の対話が介入の可能性を巡って活発化したことも伝えられ、片山財務大臣と米財務長官との電話会談で円安懸念の再確認と協力強化を表明したと報じられました。専門家は介入効果が長続きしない可能性にも言及しており、日本政府の対応が今後の円相場動向のカギになるとの見方です。