恵和の2026年12月期中間期は売上が増加した一方で、原価上昇の影響で営業利益は減益となった。主力は光学製品で増収を確保したが、ノートPC市場の需要鈍化と原材料高が利益を圧迫した。
恵和の2026年12月期中間期の連結業績は、売上高が10,537百万円(前年同期比6.3%増)となり、営業利益は1,898百万円(前年同期比15.5%減)にとどまった。経常利益は2,021百万円(同3.1%増)で、親会社株主に帰属する中間純利益は1,410百万円(同103.3%増)となった。
中間期の業績予想は、光学フィルムを搭載したノートパソコンの売上鈍化とノートPC市場のメモリー不足を背景に、期初予想比で進捗率が45%水準と低迷したとみられる。修正後の予想は売上高20,877百万円、営業利益2,842百万円、経常利益2,968百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,055百万円、進捗率はそれぞれ50.5%、66.8%、68.1%、68.6%となった。
売上構成の変化として、光学製品事業の増収が寄与した一方、ノートパソコン市場のメモリー不足と欧米のEV市場縮小の影響で利益率が圧迫された。販管費の増加や新製品開発費の増額もあり、営業利益率は前年同期比で低下した。中間純利益は前年同期の事業撤退損失の反動で増益となった。
2025年12月期第4四半期以降のサブセグメント再編成により、ノートパソコン・タブレットが最大の売上比率を占め、車載部門や防錆資材などの比率も変動している。中間期の売上構成比はノートパソコン・タブレットが中心となり、車載やクリーンエネルギー部材・医療衛生フィルムなどへの展開が進んだ。2026年12月期の四半期別売上高では車載の回復が顕著で、海外展開を進める工程紙の寄与が拡大している。