来週はFOMCと日銀政策決定会合という世界的な中銀ウィーク。ドル円は154円台前半で推移しており、米CPI発表を経て次の展開が注目される。
来週、世界の金融市場が最も警戒するFOMCと日銀金融政策決定会合が連続開催される。ドル円は原油高と米国のPPI上昇を背景に一時的に154円67銭まで上昇し、現在は154円台前半で推移している。市場の視線は米国の金融政策決定と日銀の次の利上げの可能性へ集中する見通しである。
本記事では「市場が織り込んでいる動き」と「分岐点となる水準」を整理し、実践的なシナリオとトレード戦略を紹介している。FOMCでは0.25%の利上げが織り込まれる一方、日銀の追加利上げが濃厚視されており、両会合の結果によって金利差が再度動く可能性がある。
想定シナリオではA〜Dの4パターンを提示。Aは米利上げと日銀慎重の組み合わせ、Bは中立寄りの利上げ・据え置き、Cはドル全面安、Dは日銀の大幅な動きのサプライズを想定している。各シナリオでの想定レンジとドル円の反応が示され、ボラティリティの高い展開を前提とした対応案が示唆されている。
実践トレード戦略は3つの波に分けて解説されている。第1波はFOMC直後の動きに対する対応、第2波は日銀結果発表直後の反応、第3波は植田総裁記者会見時のスタンス次第での対応をそれぞれ具体的な価格帯と損切りラインとともに説明している。これらは「出尽くし・巻き戻し」を見極めることを重視する内容となっている。
本文のまとめでは来週の焦点が米利上げ再開の是非と日銀の利上げペース加速にあると指摘され、初動のノイズに惑わされず会見スタンスを冷静に見極める重要性を再確認している。