アスクルは8月6日、成松岳志氏を代表取締役社長CEOに選任。新体制ではLTV向上を軸に、AI活用のパーソナライズやエージェントコマース対応を進め、M&Aを活用して事業ポートフォリオを拡大し“働くためのインフラ”への進化を目指す。
アスクルは8月6日、執行役員事業戦略本部長の成松岳志氏を代表取締役社長CEOに選任した。新体制では、既存顧客との関係を深めるLTV向上を軸に、AIを活用したパーソナライズやエージェントコマースへの対応を進める方針を示した。
就任の経緯について成松氏は、正式決定は今年6月で、前任の吉岡氏との継続的な議論の中で決定され、ランサムウェア被害からの復旧が2月に完了した後、再成長に向けた世代交代のタイミングだったと説明した。中期経営計画の刷新は大きくはないが、被害時に顧客へ提示した内容が計画の答え合わせとなり、早期のスケールを重視していると語った。
従来の製造業浸透を軸にした商品カテゴリー拡大の方針から、顧客関係の強化とLTV重視へと戦略の転換が示唆される。成松氏は自分の思いを反映させた中期計画を継続させつつ、得られた顧客の反応を検証し、迅速に実行へ移すことを重視していると述べた。
プロフィールとして成松氏は1979年生まれ、慶應義塾大学法学部卒。2007年入社後、LOHACO事業本部長やロジスティクス本部長を経て、2026年8月にCEOに就任した。