日工会が発表した9月の工作機械受注額は確報値で2232億円となり、前年同月比60%増の過去最高。海外受注も大幅に伸び、AI関連需要の高まりが牽引した一方で過剰投資への懸念も出ている。
日本工作機械工業会(日工会)が22日に発表した9月の工作機械受注額は、確報値で前年同月比60%増の2232億円となり、単月として統計を開始した1988年以降で最高額となった。受注は15カ月連続の増加で、国内外ともに好調な水準が続いている。AI関連の需要が全体を押し上げる要因となっていることも示唆された。
海外受注は67%増の1592億円となり、北米は504億円で史上初めて500億円を超えた。データセンター用設備や部品加工を担う中小企業のジョブショップ向け需要、発電関連、航空宇宙分野の受注が寄与した。欧州では一般機械などの需要が拡大し、アジアは833億円と過去最高を更新した。
国内受注は639億円で46%増となり、データセンターや半導体製造装置関連の需要が高まった。今後の見通しについては坂元会長が、AI分野の過剰投資が一因となる可能性に注意を払いながら、データセンターや半導体関連の需要は大きく落ち込むことはないとの見方を示している。