日本工作機械工業会が公表した2026年8月分の受注総額は1,978.7億円で、前年同月比64.7%増、前月比2.5%増となり、夏場としては歴代2位を記録した。
2026年8月の日本の工作機械受注総額は1,978.7億円となり、前月比で2.5%増、前年同月比は64.7%増と大幅に増加した。夏場としては3カ月連続で1,900億円超を維持し、本年6月の2,034億円に次ぐ高水準となった。旺盛な設備需要が続く状況が窺える。
内需と外需の内訳を見ると、内需は515.2億円で3カ月連続の500億円超を維持。データセンター予備電源や半導体製造装置、発電関連需要が引き続き高水準を支え、「自動車」や「航空機・造船・輸送用機械」も一定水準を確保した。外需は1,463.5億円で前月比4.6%増、前年同月比65.8%増と歴代最高を更新した。主要地域では北米の大型受注が引き続き強く、欧州は夏季休暇の影響を受けつつ回復傾向、アジアは高水準を維持した。
今後の見通しとして、9月上旬の調査で第4四半期の受注動向DI値が+8.7ptと上振れ傾向を示し、年末にかけても高水準が見込まれる。データセンタや半導体関連の需要拡大が続く一方、部品・部材の供給や国際情勢の変動が影響する可能性にも留意する必要がある。内需回復と自動化・高効率化の投資意欲の高まりを背景に、今後も設備投資の大きな流れが続くとの見方が多い。