三菱鉛筆が2026年12月期第2四半期の決算説明会で売上高が前年を上回り過去最高を更新、営業利益は61億7,000万円で前年同期比28.6%増となった。通期予想を上方修正し年間配当を57円へ引き上げ、海外比率が59.1%へ拡大した。
三菱鉛筆は2026年12月期の第2四半期(1-6月)で売上高が477億5,700万円となり、前年同期比10.4%増で第2四半期として過去最高を更新した。営業利益は61億7,000万円で前年比28.6%増、経常利益は66億5,000万円で34.2%増、親会社株主に帰属する当期純利益は42億5,900万円で35.5%増となった。原材料価格の上昇と減価償却費の増加が売上総利益の縮小要因となった一方、販管費比率の低下が営業利益率の改善に寄与した。
海外筆記具事業が大幅に伸長し、海外売上高比率は59.1%に上昇した。地域別では米国とアジア、欧州の成長が顕著で、ボールペンの伸びが最も大きく国内の筆記具事業と非筆記具事業の成長を牽引した。製品面ではジェットストリーム、ユニボールの好調と新製品のLAMY safari KURUTOGA insideが寄与した。
通期予想は売上高955億円、営業利益115億円、経常利益120億円、当期純利益80億円へ上方修正された。為替の影響を主因としており、進捗率は第2四半期時点で売上高50%、営業利益53.7%、経常利益55.4%となっている。株主還元では年間配当を57円とし、2026年に約400万株の自己株式取得を実施。中期経営計画ではROE8%以上を目指すほか、アドバンテッジパートナーズとの提携を通じた資本政策強化を進める。