日銀が公表した8月の国内企業物価指数は前年同月比7.6%で高水準の伸びが続いた。石油・石炭製品の上昇が目立ち、9月の利上げ観測を支える材料になるとの見方が広がっている。
ブルームバーグが伝えるところによると、8月の国内企業物価指数は前年同月比7.6%上昇となり、市場予想の7.4%を上回った。前月比では0.2%の下落となったが、全体としては依然として高水準の上昇を維持した。
原油価格やナフサの上昇を背景に、石油・石炭製品の伸びが強く、AI関連需要の高まりを受けて情報通信機器や非鉄金属の価格上昇も続いた。
政府のエネルギー補助金再開と支給額拡大を受けて電力・都市ガス・水道などが抑制寄与の要因となった他、飲食料品やプラスチック製品では原材料価格上昇の価格転嫁が進んでいる。
市場は日銀が17、18日の金融政策決定会合での利上げを織り込む動きを見せており、日銀は中東情勢・AI需要・為替動向を物価リスクとして注視している。