日銀が9月17〜18日の金融政策決定会合での利上げを意識している状況を伝える。市場は0.25%幅の利上げを織り込み、利上げペースは3カ月程度の間隔へと加速する可能性が高まっている。
日銀の次回会合で政策金利を1.25%へ引き上げる可能性が高まっており、市場の利上げ確率は現時点でおおむね80%程度と見られている。従来の利上げ間隔が半年弱だったのに対し、今回は短期間での追加利上げが想定される。これにより、利上げペースが加速するとの見方が広がっている。
原油価格の高騰や物価上昇の再加速リスクを背景に、物価上昇率が2%を超えていく可能性が高まっているとの認識が示されている。円安が進行する中、日米の円買い介入の影響や米国の金融政策への言及も、利上げペース加速の背景として市場で注目されている。
植田和男総裁は7月の決定会合後の会見で、基調的な物価上昇率が2%を超えて上振れるリスクを指摘し、これを抑制するために利上げペースを上げる可能性に言及した。こうした発言は、全体的な金融政策運営の機動性を高めるとの解釈につながった。
7月の審議委員の「主な意見」では、早期利上げや利上げに前向きな意見が目立ち、少なくとも3名が9月会合での利上げに賛成していたと推測される。総裁ら執行部も早期利上げに対してより前向きな姿勢に転じたと考えられる。