米F5の2026年会計年度第4四半期決算は市場予想を上回ったにもかかわらず、10月28日の取引で株価が約20%急落した。背景には来期の成長鈍化見通しが挙げられる。
第4四半期の調整後EPSは4.42ドルで、市場予想の4.26ドルを上回った。売上高は9億1740万ドルで、同予想の8億8400万ドルを超えた。前年同期比の伸びは13%に達した。売上は製品とサービスに分かれ、製品の売上が23%、サービスが3%それぞれ増加した。
経営陣は2027会計年度の売上高成長を全体で8〜9%と見込むと表明した。ソフトウェアは2026年8%の成長から2027年は2桁台へ加速する見込みで、システムは後半より前半の伸びが強いとした。買い替え需要の波が周期的との説明もあった。
第4四半期の営業キャッシュフローは1180百万ドルで、前年同期の2080百万ドルから減少した。在庫の積み増しと仕入先への前払いが反映されていると説明された。
市場は好決算を受けつつも、来期の成長鈍化見通しを材料に売りが優勢となり、株価は急落した。好決算と出尽くしの見極めは別として、総じて次期の利益率見通しや在庫政策が市場の注目点となった。