前場コメントで、中外薬やニデック、旭有機材、日フエルト、カカクコム、NaITOの動向が伝えられた。主要銘柄で臨時の決定や修正が相次ぎ、業績見通しや提携関係に変化が生じている。
中外製薬は、ロシュが開発中のemugrobartの肥満症を対象とした臨床開発を中止し、emugrobartに関するライセンス権を返還する方針を示した。また、同社は導出活動にも着手し、SMAへの開発再開を視野に検討を進めるとしているが、26.12期の連結業績予想への影響は無いとしている。
ニデックでは岸田社長が辞任の意向を固め、社外取締役が中心の取締役会で後任を決定する見通しで、岸田氏は辞表を提出する見込みと報じられている。電気自動車関連や会計不正の影響で、数千億円規模の減損計上が想定され、30日には有価証券報告書と過去5年分の決算数値の訂正を発表する予定となっている。
旭有機材は27.3期通期の連結営業利益予想を85億円から120億円へ上方修正し、国内外の半導体関連案件の好調を背景に売上・利益が上振れする見込み。併せて中間・期末配当の修正を発表しており、年間配当の想定も180円へ引き上げられている。
日本フエルトは保有する投資有価証券の売却を決定し、10月1日〜9日に3銘柄を売却する予定。投資有価証券売却益は約17億円と見込まれ、27.3期3Qに特別利益として計上される見込みで、通期業績予想は他の要因とともに精査中。
カカクコムはKDDIとの資本提携を解消することで合意したと発表した。業務提携は継続する。現在進行中のTOBの結果や今後の業務提携の具体的な進ちょくは未定であり、業績への影響は現時点で確定していない。
NaITOは通期営業利益予想を従来の4.0億円から12.5億円へ上方修正。上期(27.2期)は8.2億円となり、前年同期比で約4倍の水準に達した。