日本ゼオンの徳山工場で、リチウムイオン電池材料となる単層カーボンナノチューブを量産する新プラントの起工式が行われ、生産能力を数十倍に高める独自製法を導入する計画が明らかになった。
化学メーカー日本ゼオンは山口県周南市の徳山工場で25日に、リチウムイオン電池材料として使用される素材「単層カーボンナノチューブ」を量産可能とする新プラントの起工式を実施した。地上2階建て、建屋面積約2000平方メートルの規模で、既存プラントと同規模ながら独自製法の導入により生産能力を数十倍に高めるという。
新プラントは2028年2月の完成を目指し、同年中の生産開始を計画している。起工式には豊嶋哲也社長ら約45人が出席し、安全祈願の地鎮の儀が執り行われた。豊嶋社長は、生産性向上を通じて素材をより安価に提供できるようにし、徳山から世界へ届けたいとの意気込みを語った。