日本銀行のタカ派発言と米国の政策圧力を背景に、3日東京市場で円高が急速に進み、一時156.5円まで上昇して前日比3円超の動きをみせた。
3日、東京外国為替市場の円相場は一時156.5円まで上昇し、8月10日以来の高水準を記録した。市場では円買いの権利を買う動きが見られ、急激な追加上昇に備える様子だった。
この円高の直接的な要因として、日本銀行のタカ派的発言が挙げられる。高田元審議委員は機動的に金利を上げる新しい局面を示唆し、従来の0.25ポイント引き上げ幅の前提を変えうる可能性を示した。
日本銀行の上田和夫総裁は今月の会合を含め、会議ごとに金利引き上げを真剣に議論する意向を示唆し、引き上げ周期の短縮の可能性を示した。市場が9月の引き上げ確率を高く織り込む状況となった。
米国の財政・通貨政策転換圧力も強く影響し、スコット・ベサント財務長官やエリン・ブラウン財務次官の発言が円相場の緊張を高めた。日本の長期金利は3%の壁を越え、30年物も4%台に達する動きとなった。入札では30年物の応札倍率が前回を下回り、投資家の警戒感が広がった。