日銀の利上げ見通しが強まりつつあり、米財務長官の円高措置発言を背景に円高期待も浮上している。次回会合は9月17~18日と市場が見込む中、ドル円は160円近辺で推移している。
日銀の利上げ予想が一段と強まっており、9月の金融政策決定会合で金利を0.25%引き上げて1.25%へと移す見方が広がっている。日銀の次回会合日程は9月17~18日と公式に確認されている。円安を背景とする物価上昇圧力と企業投資の拡大が追加利上げを後押ししているとの指摘がある。
最新データによると、ドル円は9月1日時点で159円台後半、日本の10年国債利回りは3.00%近辺まで上昇、米10年債利回りは約4.78%と高水準を維持している。9月の利上げ織り込みは約73%程度と市場で見られている。企業設備投資の伸びも前期比で+1.6%と底堅さを示している。
米財務長官のベッセント氏はG20関連のインタビューで、日本政府と日銀が円高につながる措置を講じるとの認識を示した。この発言後、ドル円は一時159.61円付近まで下落したが、無秩序な動きとは見ていないとの見解も示されている。日米財務当局の連携が円相場を左右する要因となる可能性がある。
為替介入の可能性については警戒感が高まる一方、介入を直ちに求める動きにはなっていないと整理されている。9月1日に日米の関係者が会談し、秩序ある円相場の重要性を共有する一方、介入の可否は状況次第とされる。今後は日銀の利上げと米国の金利動向、為替協調の有無が円相場の行方を左右するとみられる。