キオクシアはSSDの需要拡大で存在感を強めている。AI市場の拡大に伴いHBMを補完する形でSSDの活用が進む中、日本企業の強みと今後の勝ち筋について整理されている。
キオクシアはSSDの需要が高まりつつあり、エヌビディアのGPUと連携する形でHBMを補完する用途が広がっている。AI市場の成長がデータ量を増やし、メモリの容量不足とコスト上昇を背景にSSDの活用が増える見通しで、同社の勢いはしばらく続く可能性がある。
半導体デバイス市場全体は拡大する見込みだが、日本企業の市場シェアは低下傾向にある。2027年の市場規模は約1兆9,136億ドルと予測され、2024年時点の日本企業の市場シェアはおおよそ8%まで低下している。一方、ディスクリート半導体やオプトエレクトロニクス、マイクロ半導体の分野では日本企業が強みを持つ領域もある。
半導体デバイス市場で日本企業の優位性が残るのはディスクリート半導体、オプトエレクトロニクス、マイクロ半導体であり、特にマイクロ半導体のMCUはルネサスエレクトロニクスが世界シェアの28%を占める。高耐久性や長期供給責任の特性が日本企業の強みとして挙げられる。
日本の勝ち筋として挙げられるのは光電融合とガラスインターポーザーだ。光電融合はデータセンターの電力消費を抑えつつデータ伝送容量と速度を高める技術で、ガラスインターポーザーはコストと性能のバランスに優れた部品として研究が進む。これらの分野は日本企業が技術力を活かせる可能性がある領域とされる。