日銀の高田創審議委員は、利上げのペースと幅を機動的に対応するべきだと述べ、従来の0.25ポイントにこだわらず連続利上げの可能性もあり得ると指摘した。講演と記者会見は札幌市内で開かれた。
日銀の高田創審議委員が札幌市内で講演と記者会見を行い、世界的な利上げ局面やAI関連需要の拡大など環境の変化を踏まえ、「従来の半年に一度、年2回ではなく、新たな状況への機動的な対応が必要になる」と述べた。
高田氏は利上げ幅についても「0.25ポイントだけでなく、幅広い選択肢の中で対応していく必要がある」と語り、局面変化に応じた柔軟な対応を強調した。
「従来の発想だ」と指摘したうえで、状況次第で連続利上げになることも「一般論としてはあり得る」とし、利上げのペースや幅は会合の状況で判断するとした。
高田氏は今後の利上げに際し、「市場で考えられている一定の間隔や幅にとらわれることなく、機動的に対応する必要がある」と述べ、前向きな姿勢をより鮮明にしていた。
市場では次回の金融政策決定会合を17日・18日に控え、利上げ見通しが織り込まれている状況が伝えられていた。金融市場の動向や円安是正に向けた協調の影響にも言及した。