後場の発表で愛三工業は通期の営業利益を上方修正し配当を引き上げ、松風・エヌエフHD・山洋電気も上方修正と増配を同日発表した。材料出尽くしの反応は見られるが、各社の具体的な修正内容が伝えられている。
愛三工業は27.3期通期の連結営業利益予想を従来の195.0億円から205.0億円へ上方修正した。上期の実績は111.2億円で前年同期比18.4%増となり、円安を踏まえた収益力強化が寄与した。併せて中間配当を41円から42円へ、年間配当を83円から84円へ引き上げると発表した。発表直後は買われたものの、材料出尽くし感から下げ幅を広げた。最終的な株価の動きは報じられていない。
松風は27.3期通期の連結純利益予想を47.6億円から60.8億円へ上方修正した。上方修正の要因として、政策保有株式の縮減に伴う投資有価証券売却益が寄与する見込み。売上高・営業利益・経常利益の通期予想は据え置かれ、過去最高となる可能性が示唆された。
エヌエフホールディングスは27.3期上期の連結営業利益予想を4.0億円から5.4億円へ上方修正した。計測制御デバイス分野や電源関連のカスタム製品が堅調に推移したことが背景で、資材価格の動向など不透明性はあるが、調達・生産体制の強化で利益を押し上げた。決算発表は10月30日を予定している。
山洋電気は27.3期通期の連結営業利益予想を162.9億円から200.2億円へ上方修正した。通信装置・ロボット・半導体製造装置などの需要増加が寄与し、売上高・各利益の前提も上方を予想。併せて中間配当を80円から90円へ、期末配当を90円から110円へ引き上げ、年間配当を170円から200円へ増配する見通しを示した。