網屋はデータセキュリティとネットワークセキュリティの2軸体制を推し進め、VeronaのSASE化とHypersonixを軸にARR成長を目指している。
網屋はデータセキュリティ事業とネットワークセキュリティ事業の2軸で事業展開を進めており、クラウド型の提供体制を強化している。ネットワークセキュリティ事業では、クラウド上からVPNルータやファイアウォール、スイッチ、無線LAN機器を一元管理するNetwork All Cloudを中心に、テレワークやクラウド活用拡大に対応したSASE領域に注力している。顧客は多数拠点を持つ企業・団体が中心で、直販と間接販を組み合わせたハイブリッド販売体制とOEM供給を活用している。
Veronaは同社の主力サービスとしてフルマネージドSASEを提供し、従来のVPNやファイアウォール機能をクラウド上で統合している。ゼロトラスト認証や動的ポート制御など高度なセキュリティ機能を備え、拠点間接続やテレワーク環境での安全なアクセスを実現している。受注は足元で着実に増加しており、ARR成長を牽引する要素となっている。
Hypersonixはクラウド型無線LANサービスで、オフィスや店舗など多様な環境での設計・構築・運用をクラウドから提供する。複数メーカーの機器を柔軟に組み合わせる点が特徴で、国内では米国UbiquitiのUniFiシリーズの販売代理契約を結んでおり、サービス展開を拡大している。
ネットワークセキュリティ事業は成長投資フェーズにあり、営業強化やSASE関連の研究開発投資を積極的に実施しているため、短期的には利益成長が抑制されているものの、ARRの拡大と提携の本格化により収益性の向上と成長が期待される。