今週のドル円は158.40円突破か156.60円割れをめぐり、ISM製造業・非製造業指数や米雇用統計といった米指標を材料に展開を見極める見通しである。日銀の動向や米金利の動き次第で方向感が問われる。
先週のドル円は158.344円まで上昇したが失速し、終値は157.531円で推移した。今週は日米の指標発表を前に、158.40円突破か156.60円割れのどちらへ動くかの分岐点を探る展開となる。円の買い越しが10万枚を超える一方、売買が続かず方向性に欠ける状況が続いている。
日銀の10月政策決定会合の据え置きと追加利上げの可能性は残る中、11月の米金利見通しや米株式の動向がドル円の方向性に影響を与えると見られる。市場は日銀織り込みの強まりと米利上げ観測の両方を意識して推移している。CFTCの円先物は買い越しが増加しており、円買いポジションが積み上がっている。
今週の焦点はISM指数と米雇用統計の結果で、米金利の再上昇と株価の安定が見られれば158.40円突破へ弾みがつく可能性がある。一方、雇用が弱く米金利低下と株安が重なる場合は156.60円割れを警戒する展開となる。原油高によるインフレ圧力や中東情勢の動向も変動要因として影響し得る。
技術的には25日移動平均が157.881円、200日移動平均が158.573円で推移しており、157.90円付近を上回るかどうかが上昇トレンドの起点となる。等々の指標が示す分岐点を踏まえ、今週の予想レンジは155.80円〜159.20円、中心レンジは156.65円〜158.35円とされている。