日銀の利上げペース加速とリフレ政策見直し思惑を背景に円高方向の材料が改めて意識され、米ドル/円は0.幅広いレンジでの推移を見せている。ユーロは依然として上昇トレンドを維持する一方、今後の米国指標や日銀・ECBの動向が注目される。
現在のファンダメンタルズの動きとして、米ドル/円は8月下旬以降に一時的な円高を経て160円の高値を付け、その後再び155円前後へ押し戻される展開となった。レンジはおおむね155円~160円の幅で推移するとの見方が強まっている。
米ドル/円の日足はデッドクロスへ転換し短期的な下降トレンドが継続とみられる。一方で週足ベースでは長期トレンドが依然として下向きで、155円の大台を割り込むかが今後の焦点となる。
ユーロ/米ドルは上昇トレンドを維持しており、ユーロ/円は週足で移動平均線を下抜けし1週目の経過観察となっている。ECB理事会や日米の金融政策決定を前に大きな材料にはなりにくいとの見方がある。
今週の注目材料として、9月11日の米国CPIと9月14日のFOMC、及び日銀の会合を控える局面での相場の動きが想定される。市場参加者は米国の指標と中央銀行の動向を中心に動きを見極める姿勢を取っている。
総括として、円相場は155円を軸にしましたが、再度の大きな動きはCPI・FOMC・日銀会合の結果次第であるとの見方が多い。ユーロはECBの動向次第で動く可能性があるものの、現状は上昇トレンドが継続している。