日本製鉄は欧州の主要拠点USSKのコシツェ製鉄所で電炉と酸素プラントを新設し、投資額は約9億ユーロ、2030年の稼働を目指す。新設電炉は年産160万t規模で、高炉と組み合わせた生産体制を構築する。
欧州のコシツェ製鉄所に電炉と酸素プラントを新設することで、日本製鉄はUSSKの欧州拠点を強化する。投資額は約9億ユーロで、年産約160万トンの電炉を新設し、2030年に稼働開始を予定している。既存高炉と組み合わせた生産体制のもと、高品質鋼材の安定供給とCO2排出量の削減を目指す。
USSKはスロバキア政府と補助金契約を締結し、EU近代化基金から総額3.5億ユーロの補助金を受ける。内訳は電炉3.1億ユーロ、酸素プラント0.4億ユーロで、資金はスロバキア政府を通じて提供される。
日本製鉄は10月1日付でUSSKを直接子会社化し、 Nippon Steel Slovakia, s.r.o.(NSSK)に社名を変更する予定。これにより欧州の中核拠点として位置づける方針。
USSKは東部コシツェに年間約450万tの粗鋼生産能力を持つ。今回の投資と組み合わせることで、欧州事業の生産体制を拡充する。