日銀が0.25ポイントの利上げを実施した後も円安圧力は続くとの見方が中心。来週はFRBの高金利維持観測や原油高の影響で、ドル円が159円台を試す場面が想定される。
今週のドル円は158円台前半まで反発し、前回の152.887円から大きく持ち直した。執筆者のメインシナリオは155.50円〜159.50円としつつ、来週は157円台を維持して159円方向へ戻る動きに注目するとのこと。東京市場は21〜23日が休場となり、実需の流れが細る中、海外勢主導での値動きが大きくなる可能性も指摘されている。
日銀は政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げた。植田総裁は物価が2%定着するかを含め確認には時間がかかると述べ、追加利上げの時期やペースについて具体的な目安は示さなかった。市場は速いペースでの追加利上げを裏付ける材料が不足したとの見方で、利上げ決定の賛否も影響して円買いの反応が出たとされる。
米国側ではFRBが0.25%の利上げを実施し、政策金利は3.75%〜4.00%の水準となった。来週は米PMIや入札、FRB高官の発言が相次ぐ予定で、米金利が高止まりすれば158円台から159円台を試す展開が想定される一方、FOMC後の金利動向次第で156〜157円台へ押し戻される可能性もある。
原油高を背景とした中東情勢の影響はドル円の重し材料となる。輸入コストの上昇が円安を押しやすくする一方、159円台へ接近する場面では日本当局の円安けん制発言にも注意が必要。テクニカル面では157.30円の維持が焦点となり、これを割り込むと156.64円や155.75円が下値候補として挙げられている。